神々の棲むグノン(山)

 マレーシア・キャメロンハイランド最高峰 グノン・ブリンチャン山頂(標高2000m)より、マレー・アンタエウスの棲む森を眼下に眺める。、この風景の中のどこかにアンタエウスが確実にいる。ひょっとしたら、すぐ近くで息を潜めているかもしれない・・・、そんなことを思いながら、私の胸は高鳴った。
 2005年12月のことである。植物防疫法の改正施行前のことであり、改正施行後の現在は当該輸出国の公的機関による種類名証明書がなければ、日本国内への持ち込みは禁止されている。個人旅行者レベルでは国内持込は事実上不可能である。

           タナ・ラタ

 パハン州キャメロンハイランドの中心地タナ・ラタは、ペラ州イポーからケランタン州ブルーバレイへと抜ける新道の完成により文字通りキャメロンの中心となった。
 以前のキャメロンへの道のりは首都クアラルンプールより高速を北上し、ペラ州タパで高速を降り、旧道国道59号線でバトゥ(通称19マイル)を経て、かつてはキャメロンの玄関口と言われたリングレットへと到達する。その後タナ・ラタ、を経て最深部がブリンチャン・エクアトリルホテルであった。しかし、新道の完成により逆側からはエクアトリルホテルがキャメロンへの玄関口となったのである。もちろん新道の方が道幅も広く快適に移動することができる。

  CAMERON HIGHLAND
  CAMERON HIGHLAND

          ブリンチャン

 高原の避暑地としてトレッキング産業が盛んなタナラタに比べて、幾分地元色の強い街である。大型リゾートホテルがあるくらいで、観光案内所や落ち着いたGHなどはほとんどない。ツーリスト向けの街ではない分、物価もタナラタよりは若干安く感じる(特に日用雑貨)。おいしいパン屋があり朝食のため何度となく訪れた。BOH TEA CENTREで供されるブレッド類はここの製品と思う、同じものが5分の1の価格で買えるのでBOH TEAへ行く前にここに立ち寄ると良い。

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