19マイル

 中華食堂で肉骨茶と中華饅の朝食を取り、宿をキャメロニアン・インGHへと変える。その後、タナラタのメインロードに面したトレッキングツアー会社に行き、息子の着ている虫キングTシャツを見せながら相談すると、19マイル地点でのジャングルトレッキングをアレンジしてくれた。昼食後、GHまでガイド氏のお迎え、さっそく送迎旧型パジェロに乗り込み出発する。
 まず、原住民オランアスリの村に入り、オランアスリの青年にジャングルガイドをお願いした。まずは村の中を案内してもらう、アジアにありがちな高床式の質素なつくりの家々が急斜面に肩を寄せ合い並ぶ、番犬が多く、吠えるので、子供達は怖そうだ。檻に入れられた小型の熊のような動物がいた、これは食用であろう。

      ジャングルトレッキング

 フレーザースヒルには未開のジャングルへ立ち入らないようにと看板があちこちにあるが、ここにはない。当たり前である、ここはオランアスリの生活の場なのだ。ジャングルに入る前はジャンパーが必要なほど寒く感じていたが、ジャングルの中を移動していると、むっとする蒸し暑さが堪えてきた。子供達は泥だらけになりながら、楽しそうに歩いている。ヒル、コブラなど危険な生物に対する用心が必要であるが、とても登り降りが辛くて、注意力が散漫になる。正直にいうと昆虫観察どころの話ではない。そこでガイドの青年に相談し、もう少し楽な道を歩いて行くことにする。

  CAMERON HIGHLAND
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         ルッキング

 息も楽になってくると、周囲の昆虫を追う目も良くなった、しかし、オランアスリの青年にはかなわない。よく見つけるなと感心するほどだ。水飲み場で水を飲む蝶や竹の樹液を吸うゾウムシなどが観察できた。大型甲虫がくる樹にも案内してくれたが、残念ながらそこにはいなかった。とりあえず、甲虫の集まる樹木を確認できただけで良しとするか。
 昆虫ルッキングの途中、他のオランアスリから虫を買わないかと誘われた、虹色の美しい虫であったが、この虫が何なのかわからない。

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